試験ツール - ケーススタディ・小論文・インバスケット -
昇進昇格試験( 管理職登用 アセスメント 他 )においては、問題解決力、実務能力、対人能力などをバランス良く持った人材登用が好まれる傾向にあります。 複数のツールによる多面的な能力評価、さらにはそれらを社内人事考課・面接と併用するなど、多くの指標による評価実施を推奨いたします。
ビジネス・ケーススタディ
実際に起こり得るビジネスシーンを想定したケーススタディ形式。 主人公となって、ケースで示されたビジネス環境の下、自社の置かれた状況を分析し、プロジェクトを成功に導く戦略立案を行うなど、 受験者の本質的なビジネススキルの評価を行います。
若手層向けの 「問題解決編」
日々の業務をこなすだけ・・・単なるやらされ仕事になっていないか?
問題意識を持って仕事に取り組めているか?
管理職層向けの「戦略立案編」
経営方針を業務レベルに落とし込み、組織全体のことが見えているか?
組織をリードしながら、事業上の課題にどう立ち向かえるのか?
など、日頃の仕事への取組み傾向も如実に反映されるため、
表面的だけに留まらない受験者の能力評価を行うことが出来ます。
小論文審査
小論文というと自社内の採点ではどうしても色眼鏡になってしまう・・・。
小論文審査の第三者視点からの評価をサポート致します。 お客様の人事制度に
基づき評価項目を設計するため、主観を排除した客観評価が可能です。
組織の中でどんな目標を持ち、どのような仕事を行い、熱意・意欲を持っているのか、
など、単なるペーパーテストでは測れないその受験生の思考を測ることが出来ます。
- 経営理念・会社方針を意識しているのか?
- 業務目標達成のための具体的実効策を持っているのか?
- リーダーとしてのマネジメント視点を持っているのか?
インバスケット
一般にもよく知られる未決済箱処理方式です。 メール・手紙などで与えられるあらゆる業務について重要度・優先度などを判断し、処理して行く・・・まるで本番の仕事さながら。業務の処理能力にフォーカスした評価を行います。
実際の仕事を処理するイメージですが、単なる処理速度を競うものではありません。
若手層から管理職層まで、各自の立場に応じた処理が求められます。
- 優先度、緊急度を持って業務に取り組めているか
- 上司・部下・対顧客etc・・・全体視点を持って業務に取り組めているか
- 業務上必要となる依頼、指示などにおいて適切な対応が出来ているのか
コンピテンシーに基づく試験設計 - お客様オリジナル試験問題の作成
一般のパッケージ試験の場合、申込即実施ができる、同じ試験問題を多くの受験生が受験することでデータ比較が容易になる、などの利点があります。
その一方で、情報が世の中に流出しているために、対策が容易であったり、自社の求めている要件と合わない・・・お客様の人事制度に即した評価が出来るとは限りません。
当社では、まずはお客様のニーズをヒアリング。
人事制度・コンピテンシー に合わせた評価項目・評価基準を設計し、お客様向けのオリジナル試験問題を作成するため、自社独自の評価が行えます。
それでいて同難易度試験における世間一般レベルとの比較も可能に。
POINT!
階層レベル
対象者の階層に合わせた試験難易度に設定が可能。
評価項目
お客様の人事制度・要件に即した評価を実施。
試験設計
ご要望に沿った設問数・試験時間・業界設定。
試験媒体
お客様事情に則し、紙媒体 or WEBでの実施が可能。
ディメンション例
アセスメントの評価項目の一例です。使用ツールによって見られる能力は異なります。
- 問題分析力
- 問題点を発見し、様々な情報源からのデータや関連情報を比較、検討することにより問題の因果関係を明らかにする能力
- 判断力
- 事実に関する情報と論理的仮定に基づいて判断する傾向
- 決断力
- きっぱりと決定を下し、進んでアクションをとったり、物事に着手しようとする傾向
- 計画・組織力
- 目標達成に向かって、自己及び他者の活動を効果的に計画する能力
- 権限委譲
- 自己の責任や権限を適切な部下に効果的に委譲する能力
- 統制力
- 自らの課題や、部下に委譲した仕事や任務の進行をコントロール又は、監督する手段を講じる能力
- リーダーシップ
- 効果的な対人様式を活用して、グループ又は個人を課題達成や協力の方向に導く能力
公平な採点・受験生のスコアを算出
お客様コンピテンシーに基づいて作成した評価基準に基づいた採点を行います。
さらに複数名の専門家の目を通すことで、
より精度が高く、客観的な評価結果を算出いたします。
ケーススタディ・インバスケットだけではなく、最も評価が難しいとされる論文審査もスコア化。 項目別得点・総合得点 から受験生個人・全体の傾向まで掴めるため、 今後の教育指針やフォローアップなどの参考に。
同レベル試験における大手企業を中心とした世間一般の平均点との乖離などから自社社員の強み・弱みといった傾向を把握することも出来ます。
フィードバックレポート
SAMPLE
専門家による個別フィードバックレポートの作成にも対応しています。
・項目別
・設問別
・解答の記述への指摘、アドバイス
・所属上長向けフィードバック
など、試験結果に基づいて受験生ごとに現状の能力傾向などをアドバイス。
受験生ご本人様はもちろん、上長や人事部の方も内容を共有することで、
今後の学習指針の参考とすることが出来ます。
レポート項目については、お客様事情(受験生への情報開示範囲など)により
適切なご提案の上、作成を行います。
※得点・評価項目の開示は行わずアドバイスに留める形式が一般的です。
オンライン・アセスメント
従来型の集合試験に替えてオンライン試験にも対応しています。
・Windowsパソコンとインターネット環境
・全国海外のどこからでも受験可能
・受験者や監督員の交通費・人件費削減に
・答案はアップロード提出のため、紙面回収不要
試験システムはシンプルなつくりですが、
試験問題閲覧・解答・試験タイマー・受験生のログチェックまで必要機能を実装。
システム開発というと一般的に数百万円規模の費用がかかることが常であり、
緊急に発生した急病者や海外受験者など数名のための個別対応にも仕様変更費用
などが発生します。
しかし、自社独自開発システムであるため低コストでの運用可能。
そんなお声にも、追加費用なく対応させて頂きます。
ご相談・お申込み
昇進昇格試験に関するアセスメントはお客様より大変ご好評につき、時期によってはお受けすることが難しい場合がございます。 人事制度等のヒアリング~試験設計~試験実施までの準備期間が必要となりますため、お早目にご相談下さい。
お悩み・お困りごと - まずは、お気軽にご相談下さい。
自社の場合、どんなレベル・内容の試験を取り入れるのが最適か?・・・ 将来的な試験導入のため、人事制度の整備を考えているのでアドバイスしてほしい・・・ どんな試験内容なのか具体的なサンプルを見てみたい・・・ など、ご相談のみでも親身になってお応えいたします。