実施ストーリー
行動学習 「ターゲット・ナビゲーション」の風景です。
ここでは1泊2日の基本コースをご紹介。
研修風景と共に実施ストーリーをご覧下さい。
研修の流れに沿ってページが分かれています。
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トライアル編
はじめに
今回は
1泊2日コース神奈川県箱根にて。
複数企業様の交流会として中堅層以上の方を対象にした実施回です。
早朝からみなさん箱根に続々と到着。中には前泊している方も。
新入社員研修の場合は貸し切りバスでの集合となるパターンが多いですが、
そこは各企業で責任あるお立場のみんさんということで移動は各自のご判断。
富士山を一望できる眺望、芦ノ湖畔の静けさ・・・
研修前からみなさんすっかりリラックスされているご様子です。
スタッフは前日から会場設営や野外活動の設定で結構バタバタです。
慣れているとは言え受講生の方々が到着すると毎回心臓はドキドキです。
研修冒頭はオリエンテーション。
ターゲット・ナビゲーションの大まかな流れなどをご説明。
仕事経験が豊富な層であるためか、若手層とは違って雰囲気も静粛。
果たしてどんな回になるのでしょうか?
チームビルディング
多くの方が初対面ということで、アイスブレイクも兼ねたチームビルディングの時間です。
営業、人事、経理、技術職などバックグラウンドは様々。
なるべく職種や経験などの偏りがないよう混合することでバランスの良いチーム編成を運営で行っております。
集まった時とは違って、和気藹々とした雰囲気に。
自己紹介、メンバーの強み弱み、チーム方針などを共有。
本プロジェクトで課された目標は他社との競争に打ち克ち1位になること。
早速、議論活発に熱くなっているチームもあれば、雑談することに夢中になってしまっているチームも・・・。
ルール・ガイド
エリア地図の見方、課題の形式、使用ツールといったルールを説明。
紙の地図、コンパス、歩測など、使用ツールはいずれもアナログ方式。
昨今のデジタル社会のせいか、特に若手層対象とした回の場合は、色々と戸惑う方も。
GoogleEarthで現地状況を確認して良いですか?というご質問を頂くことが多いですが、
現地の写真を見たところで課題解決には全く役には立たないのが本プログラムの難しいところ。
チーム戦略、十分な話し合い、現地での柔軟な行動や仕事力こそが試されることになります。
【左写真】方角を測るコンパスのテストを行う
課題によっては方角を測ることを求められる場合も。
北が0度、南が180度ということで、会議室で事前にみなさんにテストして頂きます。
明後日の方向を向いてしまっているチームも中にはありますが、果たして大丈夫なのでしょうか・・・。
情報分析・行動計画
エリア地図上の情報を制限時間内に各チームで分析。
計算・計測などが得意な人であれば後々冷静になってみると、どうやら一人でも解ける方もいるようです。
しかし、チームとして取り組むとどんな事が起こり得るのでしょうか?
メンバー間の意見がバラバラ・・・
それぞれが勝手に解き進めてしまう・・・
他の人の意見がかえってマイナス要素に・・・
組織として活動することの難しさが垣間見えてきます。
上手くやっているチームはリーダーを中心に役割分担がしっかり話し合われており、チームとしてのコンセンサスを取るのが得意なようです。
この後はいよいよ野外活動。
エリア地図で課題場所の確認、歩測・コンパスの練習などの準備をしていざ出発です。
トライアル野外活動
50分間で4つの課題に挑戦! トライアル=お試し、ということで基本的な課題を中心に設定されています。 今回は現場では中堅層以上のみなさんなので、仕事の経験も十分にあるはず。 当然のように課題クリアすることを期待したいところです。 ・一見すると一瞬で「正解」と思ってしまうような課題 ・使用ツールの特性とルール・ガイドに注意していないと解決できない課題 ・チームメンバー全員で協力しないと解決できない課題 など、課題のバリエーションは豊富。 日頃の仕事で行っているようなコミュニケーション、情報共有、リーダーシップを発揮できるでしょうか。 何やら手を繋いでいる?メンバーもいるようですが、果たして何をやっているのでしょうか。 (くわしくは「体験会」にて!)
トライアル解説
課題(25点)×4つ=100点の設定です。
「満点を取れたと思うチームは挙手を!」
・・・0チーム・・・みなさん思ったよりも難しかったということでしょうか?・・・
さて、結果は・・・。
最高50点が1チーム。他は25点、0点。
中には制限時間オーバーでマイナス点のチームも・・・。
そもそも基本的なルールをそもそも理解していなかった。確認ミス。
ある人は理解していたが、チーム内全員で共有できていなかった。伝達不足。
制限時間があるにも関わらず歩いているチーム。仕事ではなく遊び感覚で甘さがあった。
仕事の経験があるからこそ納得しているのか、頭を抱える受講生もちらほら。
楽観的な姿勢で研修に臨んだものの大きな落胆・・・
チャレンジ編へ向けて受講生のみなさんが本気へ変わって行く瞬間です。
トライアルふりかえり
ここからはみなさん目が真剣そのもの。
ここまで一通りPDCAを回してみて、なぜできなかったのか?
・課題の内容を全員で共有化できていなかった
・課題を解決するに当たって、話し合うなど協力体制がなかった
・誰かに責任を任せてしまった(チームとしての成果を意識しなかった)
など30項目余の項目を基にチェック。
失敗も、成功も、しっかりふりかえることが大事です。
実はトライアル編で成功したチーム程、
次の本番チャレンジ編では1位になる確率は低い、
という過去のデータがあります。
ターゲット・ナビゲーションではPDCAを2回実施!
今回の結果よりも、チャレンジ編に向けての行動改善できるかが大切と言えるでしょう。